ビションフリーゼの愛犬ヴィーは、2020年9月に悪性リンパ腫と診断されました。
なにも治療しなければ6週間もたないと余命宣告をされて、そこから始まった抗がん剤治療。
ふわふわだった白い毛が抜けたり、嘔吐や失禁で苦しんだ時期もありました。病気になってから22ヶ月目の記録です。
発病から22ヶ月目のヴィーの体調
愛犬ヴィーが病気になってから22ヶ月目、ちょうど1年8ヶ月が経ちました。
1月に13歳になってからは、月に1回のペースでなる下痢の回数も少なくなってきて、大きく体調を崩すことなく平和に過ごせています。
月イチの抗がん剤治療
病気になったときは週に1回していた抗がん剤治療も、1年経つと月に1回になりました。
1年以上続ける治療計画がないということで、すっぱり治療を終了する獣医さんもいるそうですが、続けるかどうかは飼い主さんが決めてくださいということで、継続しています。
●リンパ腫の生存率
無治療の場合 約4~6週間
治療した場合の1年生存率 50%
2年生存率 20~25%
3年くらい生きた子もいるそうです。
9月で発病してから2年になります。
月1回の抗がん剤の治療は、はじめに血液検査をして肝臓や腎臓、白血球の状態をみて治療ができるかどうかを見極めます。
異常がなかったら、静脈から点滴で抗がん剤をゆっくりカラダに入れていきます。4~5時間くらいかかる治療なので半日入院しています。
はじめはブルブル震えていたヴィーですが、だんだん慣れてきているようで……
褒めてもらいました。
3ヶ月に1度のペースでやっていた、転移がないかを調べるエコーやレントゲンも今はストップしていて、なにか変化があったらやることにしました。
病院に半日入院で抗がん剤の治療をしたら、そのあと2週間は飲み薬があります。
要冷蔵で素手で触ってはいけないリューケランとプレドニゾロンいう薬を、3日に1回飲みます。2週間で3日に1回なので、合計4粒×2の投薬治療をしています。
抗がん剤をすると下痢になる
点滴の抗がん剤のあと
2週間の投薬があるんだけどひどい下痢と血便で
抗生物質などまた飲んでます🐶おなかゴロゴロはしてないから
治るかな〜早く治そうね😊#ビションフリーゼ#リンパ腫治療中#食欲はあります#下痢は飼い主が凹みます pic.twitter.com/eXY07mdMQX
— ロコ&vie (@vie_roko) June 11, 2022
抗がん剤で半日入院した後になりやすいのが下痢です。
動物病院の先生に聞いてみたところ、抗がん剤にはおなかを下す成分は入っていないといわれましたが、かなりな頻度で下痢になっています。
薬の成分でないとしたら、入院のストレスがあるかもしれない。
ひどい下痢になると、ペースト状の便になり、悪化すると血が混じった便がでます。そうなる前に下痢止め用に常備薬3種類をいつも処方してもらっています。
紙包は抗生剤
白はデルクリアーという下痢止め薬
ピンクはビオイムバスター錠で胃腸の保護
お腹の中からギュルギュル~と大きなあとが聞こえたら、下痢の前触れなので薬を飲前るようにしています。
だいたいの下痢は常備薬で回復するといった状態です。
病気を忘れるほど元気なヴィー
暑くなる
暑くなる予報だけど今のところ涼しくお散歩できてる🐶
ありがたいね😊#ビションフリーゼ#冷夏なのかな#ヴィー大好き pic.twitter.com/xi32b7NLJ4
— ロコ&vie (@vie_roko) June 17, 2022
犬の13歳と6ヶ月だと、人間にすると70歳くらいだそうです。
シニア犬なので、子犬の頃のエネルギーはなくなっていますが、お散歩の足取りはしっかりしているし、1時間くらいは歩きます。
ときどき病気のことを忘れるくらい、よく走るし、よく食べます。
病気になってから食事を見直して、
- 犬のカラダにとってよいものを考えて
- 消化吸収の良いもの
- 足腰の関節ケアに良いものなど
ドッグフードをいろいろ試して、今はブッチとカナガンに落ち着いています。
以前はドッグフードを残していたのに、ブッチとカナガンにしてからはすべて完食して、もっと欲しいとおねだりするようになりました。
歯肉炎になりました
ヴィーのお皿を洗ったら、唾液のヌルヌルがひどくなったような気がしました。
シニア犬によくある口内環境が悪くなっているのかと思い、歯茎をチェックしてみると、上の歯茎に歯肉炎が2か所できていました。
ヴィーは歯ブラシが苦手なので、1日2回ほどリンゴ味の歯磨きシートをつかってみました。
はじめてつかったときに、かなり汚れがついていたのでビックリしたけど、2回目からはそれほどでもなくなりました。
効果があって、3日くらいで歯肉炎は治ってくれて、お皿のヌルヌルも治まってきました。
毎日の習慣にして、歯の健康もチェックしていこうと思います♪
これからのヴィーのために
病気になったばかりの時は、抗がん剤の副作用で毛が抜けたり、下痢や嘔吐でつらい時期がありましたが、今はときどき下痢はするものの以前よりも穏やかな暮らしができています。
13歳を超えたヴィーのカラダのために、心地よく暮らせるようにできることを考えてみました。
足腰ケアのためにスロープ設置
ソファやベッドの昇り降りの負担を少なくするために、ペットスロープを設置しました。
以前は階段式のペットステップを使っていましたが、ペットスロープのほうがシニア犬には優しいと思ったからです。
スロープを使ってみて思ったのは、歳をとる前に子犬のときから使っていればよかったなということ。足腰を傷めないために、早く取り入ればよかったと飼い主としてちょっと反省しています。
ソファも新しくしようかと検討中
ヴィーの大好きな場所でもあるソファですが、だいぶ年季が入ってきました(笑)
ちっちゃい頃の甘噛みの跡もある愛着のあるソファですが、もう少し昇り降りしやすい低いタイプのモノに変更しようか検討中です。
足腰の負担が少なくなって、今よりも居心地の良いソファを物色しています♪
ドッグフード値上げ前に購入
これはヴィーのためというより、私のお財布のためにですが(笑)
ヒトの食料品も値上げのニュースが多いですが、とうとうドッグフードも値上げされるようです。
カナガンが7月1日から値上げの発表がされているので、その前に1つ駆け込み購入しました。
カナガンはイギリスからの輸入なので、いろいろ経費がかかるので値上げは仕方がないのでしょうね。
まとめ
愛犬ヴィーがリンパ腫になってから22ヶ月目に入りました。
動物病院の先生からは、1年4ヶ月(16ヶ月)はもたないだろうと言われたけど、その時間も過ぎました。
今は状態も落ち着いていて、ときどき下痢はするけれども大事にならずに済んでいます。
これからの季節は暑さと湿度で体力的にも厳しく、毎年なってしまう膀胱炎にも気をつけながら夏を乗り切っていこうと思います。
適切に治療してくれる先生と、見守ってくれるお散歩仲間にとっても感謝しています。