ビションフリーゼのヴィーは2020年9月から悪性リンパ腫の治療をはじめてちょうど1年が経ちます。
定期的に通院して、半日入院して静脈から抗がん剤の点滴をする治療を受けています。
はじめの3ヵ月くらいは副作用で、白い毛が抜けたり、嘔吐や失禁が続いたりしたけど、だんだんと薬にも適合してくれて、おだやかな日常を送れています。
抗がん剤の副作用と病気への不安ですごした1年間だったけど、なんとか無事に過ごすことができました。
今後の治療をどうしていくか、決めるタイミングに来ています。
悪性リンパ腫の発病から1年経ちました
ヴィーののどに大きなしこりを発見したのが2020年9月18日。
嫌な予感がして病院に行ってみると、悪い病気の可能性が高いといわれて、それから細胞診検査の手術入院して病理検査の結果、リンパ腫だと診断されました。
人間のリンパ腫は悪性と良性があるけれど、犬は悪性しかないということで、何も治療せずに放っておけば6週間もたない。
治療しても12か月くらいの余命だと診断されていました。
●リンパ腫の生存率
無治療の場合 約4~6週間
治療した場合の1年生存率 50%
2年生存率 20~25%
3年くらい生きた子もいるそうです。
ヴィーの場合は体表にしこりができたリンパ腫でしたが、カラダの中の肝臓や腸・皮膚・腎臓・胸の中などにできるリンパ腫もあるそうです。
抗がん剤の効果がでているので、以前にのどと鼠径部にあった3カ所のしこりの腫れは今は消えています。
1年間の抗がん剤を続けてみた結果
病気が見つかった3か月目くらいまでは、毎週1回抗がん剤の治療をしていました。
この頃が副作用が1番ひどい時期で、白い毛が抜けたり、嘔吐と下痢、失禁が続いて、飼い主の私もかなり追いつめられた気持ちで過ごしていました。
抗がん剤治療前に必ず血液検査をしますが、白血球の数値が高く、肝臓と腎臓も弱っていて、貧血ということで、毎日の薬も朝・夕に6錠ずつ飲ませなくてはいけない状態でした。
このころドッグフードの見直しをして、カラダに良いものや消化吸収に良いものにしたら、血液検査の結果がぐんぐんよくなっていったのを覚えています。
抗がん剤は2週に1度のペースになり、飲み薬も3日に1回の2錠に減りました。
病気になってから6ヵ月目を超えると、副作用で抜け落ちた毛が生えてきて、すっかり元の状態とかわらないヴィーにもどりました。
元気で食欲もあるので、病気には見えないといわれます。
病気になってからは3ヵ月ごとにレントゲン検査とエコーの検査をして、内臓に再発していないかどうかをチェックしてもらっています。
9か月目の検査までは再発もなく、ときどきの体調不良はあるけれど、無事に平和に過ごしてきました。このままゆっくり時間が流れるといいなぁと思っていると・・・
11カ月目の治療時に、院長先生からの重いひと言がありました。
宣告-1年4か月目以降から厳しくなる
抗がん剤治療
9月で1年経つので
これからの治療計画について
院長先生から…1年は無事でも
1年4ヶ月目には厳しい状態になる治療計画をたてましょうと
厳しい表情でした pic.twitter.com/vskx17Co0v— ロコ&vie (@vie_roko) August 16, 2021
「1年は大丈夫でも、おおよそ大半の子が1年4か月は厳しい状態になるでしょう」と、院長先生から言われました。
もちろん個体差があるので、ヴィーが必ずそうなるわけではないけれど、覚悟はしていてくださいというような内容でした。
抗がん剤を続けるかどうか?
抗がん剤治療で病院へ🐶
発病して1年
ここから先の治療法は確立されていないそうです抗がん剤をやめるかどうか…
再発したら薬は効きにくくなるおおよそ1年4ヶ月から厳しくなるそう#ビションフリーゼ#リンパ腫 pic.twitter.com/x1pqF2Ue24
— ロコ&vie (@vie_roko) September 13, 2021
犬の悪性リンパ腫の抗がん剤の治療について、1年以降の治療計画(プロトコル)がないということを言われました。
ヴィーの場合、1年間抗がん剤をやり続けたので、スケジュール終了という意味だそうです。
わたしは意味が分からなくて、しばらく考え込んでいろいろ質問してみて、ようやく理解ができました。
病気になって1年
抗がん剤治療を続けるか
決めてくださいっていわれてもう治療計画がないということらしい
2週に一度を
月1にするか
全くやめるか何が正解かわからないから
ヴィーが楽な方がいいよね悩んでも答え出ないってことはわかる#ビションフリーゼ#悪性リンパ腫 pic.twitter.com/ZhjC1ibEoA
— ロコ&vie (@vie_roko) September 27, 2021
1年間でスッパリ抗がん剤治療をやめてしまうお医者さんもいるそうです。
今までと同じペースで治療を続けても、回数を減らしたとしても、まったくやめてしまったとしても、治療の効果はわからないということで、それは飼い主さんが決めてくださいと言われました。
でも、飼い主って私ですけど・・・
病気の知識もないし、何を基準にして決断したらいいか、わからないですよね。
全然やめてしまったら、リンパ腫の再発を早めてしまうのではないのか?
本当に1年4か月という命の期限だったら、すこしでもつらい治療はさせたくないという気持ちと、少しでも長生きしてほしいという気持ちが葛藤して、決めなきゃいけない日時までずっと考えてきました。
自分の頭を整理するために、お散歩の犬友だちにも現状を説明して話を聞いてもらったり、ヴィーに話しかけたりしてみました。
「悩んでもわからないこと」
「何が正解かわからない」
モヤモヤした気持ちでいるよりも、ヴィーといる時間を楽しめるようにしたいと思い、決断しました。抗がん剤治療は今の月2回から、月1回にします。
定期検診のつもりで、月1回通院するペースで診てもらうことにします。
ヴィーの日常
命の期限を1年4か月といわれると、あと少ししかなくて飼い主のわたしがビビっちゃっているんですが、当事者のヴィーは明るくて穏やかです。
寝息や温もりに慰められて、癒されています。
そんなヴィーの暮らしぶりを写真で紹介♪
美味しい(●^o^●)のヴィー
月1回、ササミジャーキーを焼く日はこんなにも嬉しそうで美味しい顔します♪
できたてを1本もらいました~^^
キッチンに立つヴィー
美味しいものはこの上にあるって知っていますよ~(^^♪
犬友たちと朝散歩♪
みんなの顔がちゃんと写ってるのは珍しいよね(●^o^●)
ベッドじゃなくて床が好き♪
病気になってから1年たった今の記録です。
ヴィーの嬉しい顔、美味しい顔がもっと見られるように、楽しい時間を過ごせるように見守っていきます(^^)/