愛犬ヴィーが悪性リンパ腫で亡くなって2週間が過ぎました。
亡くなってしまって終わりかと思っていたけど、ヴィーの存在感がまだ続いています。
14年一緒に過ごしてきた大事な時間は、ぷつっといきなりは途切れないものでした。
今回は亡くなってから2週間のあとかたずけとペットロスの記録です。
ヴィーが亡くなって2週間たちました
愛犬ヴィーは2023年3月2日午前2時頃に息を引きとりました。
14歳2ヶ月の犬人生。
悪性のリンパ腫のなって治療を始めてから、2年6ヶ月目でした。
1週間目
お葬式をしてからの1週間は、亡くなった実感を感じなく過ごしました。
ヴィーが小さいころは、仕事で出張することがあると、友人宅に1週間くらい預かってもらっていたので、今回も同じような感覚でした。
もうすぐ帰ってくるような、姿がないのは出かけているから…という感じ。
仕事が終わってお迎えに行くと嬉しそうに駆け寄ってくる。
淋しさや悲しさはあまり感じることがなく、ただヴィーのいない部屋に一人でいることになかなか慣れません。
2週間目
どんなに仕事の出張が長くても、2週間以上は離れたことがなかったので、ヴィーのいない淋しさを感じるようになりました。
亡くなったときに辛そうな症状や、2月の介護の時間を思い出してばかりで、もっと楽に最期を迎えることはできなかったのかと…そんな思いが頭の中にずっとあります。
最期の姿はとても辛そうだったので、それ以外にもヴィーの姿を思い出せるようにカレンダーを身近に置いています。
声を出して名前を呼ぶだけで、写真を見るだけで、すこしだけ元気になれる気がします。
無理に元気になろうとはしないで、苦しんだヴィーより、可愛くておもしろかったヴィーも思い出せるようにしたい。
形見分け
仲良くしてもらった犬友だちにまだ使えそうなものを、形見分けしました。
新品ではないけど、ほぼ使っていないものがたくさんあったので、受け取ってくれそうなものを選んでお渡ししました。
- 水のいらないシャンプー
- ドッグフードブッチ
- ドッグフードカナガン
- ジャーキーやおやつ類
- ネッククーラー
大好きなブッチ
関節サポートしてくれるカナガン
足腰が弱ってきた10歳の頃に出会ったドッグフード。
コンドロイチンとグルコサミンがたっぷり入っていて、チキンたっぷり。
カナガンのおかげで通っていた犬の鍼灸院は行かなくなりました。
ネッククーラー
お散歩のときに愛用していたネッククーラー。
毛に埋もれて見えないけど、お散歩のときに1時間くらいは冷たさ長持ちしてくれました。
暑い中、散歩に行くよりも涼しいお部屋で昼寝したかったときのヴィーです(笑)
捨てたモノと捨てられなかったモノ
ヴィーが使っていたものを片づけ始めました。
もうヴィーのカラダはここにはないので、場所を新しくするには不用品を捨てます。
わたしはヴィーのモノをがあると、思い出が次から次へと出てきて立ち止まってしまうので、早めに処分したいと考えました。
それぞれのモノには思い出があるから、写真で残しておくことにします。
捨てたモノ
- ペットカート
- ベッド
- スロープ
- トイレ
- 水飲み
- キャリーバッグ
- ブラシ
ペットカート
通院やトリミングに行くときに大活躍したペットカート
お散歩のときもピットインして、自分で歩きたくなると左足をだして箱乗りしていました。
ベッドは2台
アゴのせスタイルがお気に入りだったヴィー
汚れたから買い換えて1つは捨てようと思ったけど、洗ったらキレイになったので2つ設置していました。
気ままに好きなほうを行ったり来たりして、寝心地のよい寝床をブランケットで作るのも得意だったね^^
スロープ
ヴィーはベッドが大好きで、ひとりで留守番しているときはベッドにいることが多かったです。
小さいときはジャンプして飛び乗るほどの脚力があったけど、足腰の負担を考えてスロープを設置。
すぐには慣れなかったけど、練習して使いこなせるようになりました。
まるで跳び箱の踏み台のようにして、ジャンプインして私のお腹に飛び込んできました(笑)
キャリーバッグ・水飲みトレイ
キャリーバッグは電車で旅行するときや、ドライブするときによく使いました。
伊豆高原とか行ったね♪
水飲みトレイもペットボトルから出てくる新しいお水を飲みたがって、顔の毛がビショビショになっていました。
ヴィーの暮らしを支えてくれた道具たちは、お役目も終わったので処分しました。
道具たちにもとても感謝してます。
捨てられなかったモノ
かたずけモノをしているときに、ヴィーのフードボウルが出てきました。
2月後半からは食事を受け付けなくなったので、しまっておいたお皿。
ヴィーが14年間使ったお皿です。
おいしいもの好きなヴィーは、このお皿でいろんなものを食べました。
私とヴィーをつなぐお皿です。
大好きなごはんを食べたお皿。
お皿を触ったら、心の奥からぶわーッと温かいものがこみあげてきて、少し鳥肌がったくらい。
ずっと大事にとっておくことにします!
ブランケット
大好きなブランケットはロコの母が使っていたものです。
8年前に母が亡くなったときに、ヴィーが受け継いだもの。
ブランケットを使って居心地の良い寝床をつくるのが上手でした。
これにくるまっているとヴィーのぬくもりを感じるので、私が引き継いでいきます。
不思議なことに、母が亡くなったのは8年前の3月2日午前1時過ぎで、ヴィーが亡くなった日時とほぼ同じなんです。
ペットロス|心はいろいろ変化する
ヴィーが死んでしまったら自分はどうなってしまうんだろう…
それは病気になってからずっと考えてきたことです。
また、相棒ヴィーの死をどう受け止めたらいいのか?
そんなときに出会った死生観があります。
死をどう受け止めたらいいのか?
“I hope death is like
being carried to your bedroom
when you were a child
& fell asleep on the couch
during a family party.
I hope you can hear the laughter
from the next room”– lilies abounded
Artist: Mother and Child is by Xi Pan
Facebookで出会ったこの絵画とメッセージが、心に響きました。
死がこんなものだといいな
あなたが子供の頃
ソファで寝落ち
寝室に運ばれている
家族パーティーの最中
隣の部屋から
笑い声が聞こえるといいな
白い服を着て寝落ちしている子がヴィー
子どもを抱きかかえている母親がわたし
ヴィーは抱き癖があって、いつも右側に頭が来るほうが落ち着くようでした。
この絵を見た時になんとなくだけど
ヴィーは姿は無くなったけど
すぐ近くの扉を開けたら
そこにいる
やさしい気持ちになる死生観です。
絵を見ることで、ヴィーを抱っこしたときの重みやぬくもりも思い出して、白いふわふわな毛と匂いまでもが蘇る感覚です。
ペットロス|心の変化
病気で苦しんでいるときは、早く楽にしてあげたいと思ったけど、亡くなってしまうと悲しいとかつらいとか感じる前に、実感がわかない数日間がありました。
今は無くなってから半月が過ぎました。
ヴィーに会えない淋しさがドッと襲ってきます。
桜が咲いた散歩道を歩いても、ヴィーがいない淋しさを感じます。
病気の時はつらい
死んでしまったら悲しい
会えないのは寂しい
そんな気持ちがいろいろ変化していくのがペットロスなのかな。
夢を見ました
唐突で短い夢を見ました。
わたしが犬を飼うことになって、連れてこられたワンちゃんを抱き上げました。
白くて小さいワンちゃんは、子犬の頃のヴィーでした。
胸がキューンとなって目が覚めて、涙がいっぱいでました。
ヴィーを育て始めたきのシアワセな感覚に包まれた夢でした。
まとめ:犬と暮らすということ
「ひとり暮らしで犬を飼う」記録を残したいと思ってブログを書いてきました。
ひとり暮らしは犬と1対1なので、お世話も自分ひとりでやるし、お互いの依存度が高い状態になります。
犬見知りで人見知りのヴィーは、私以外の人に撫でられたり抱っこされるのは苦手。
心を許したのは、ほんの数人でした。
ヴィーはかけがえのない存在
子犬の頃はしつけやいたづらで頭を悩ます時もあったけど、基本的に穏やかな性格でやさしいおもしろい子でした。
ヴィーと一緒にいると充実した時間を過ごせたし、楽しかったし、いい相棒でした。
でも犬の寿命は人間より短いから、先に亡くなってしまう。
楽しい時間は短く感じて、死期を迎えるつらさはとても大きなものでした。
私にとって「犬と暮らす・犬を飼う」ということは、楽しいときも看取るときも犬の一生と共に過ごすことでした。
犬と暮らしたことがある人は、みんなこんな想いをしているんですよね。
飼い主さんたちはすごい想いを経験しているんですね
ヴィーが居なくなった淋しさに慣れるには、やっぱり時間がかかるものだと思います。
でも悲しみだけじゃない、シアワセだった時間もたくさん思い出して1日1日を過ごしていくしかないんだなぁ…というのが今の心境です。
ヴィーと一緒に過ごした時間は、すっと心の中の温かい場所に残っています。