ビションフリーゼの愛犬ヴィーは悪性リンパ腫になってから23ヶ月目に、再発(再燃)しました。
本記事は、そこから始まった強めの抗がん剤治療と副作用、毎日のヴィーの体調の記録です。
抗がん剤の効果はでたのか?
悪性のリンパ腫が再発(再燃という)して、月に2度のペースで、かなり計画的に観察しながらの治療モードになりました。
\再発したときの記録はこちら/
左右の喉と膝にできた4ヵ所のリンパ節と、脾臓に再発したリンパ節に抗がん剤治療を開始しました。
今までの薬が効かなくなっているので、今後は薬を強くするので副作用もでてくると思います。
抗がん剤の副作用
半日入院しての抗がん剤の点滴治療のあとから、ヴィーに副作用がでてきました。
- 尿もれ
- 異常な食欲
- 息が荒くなる
- 呼吸が早くなる
薬の効果で、水をたくさん飲むようになったので尿もれが始まりました。
抗がん剤点滴したあとは、いっとき食欲が減ってごはんも半分しか食べないときもありましたが、2~3日すると食欲が今までよりも復活。
ステロイドも強くなったので、食欲も異常なくらいあって、いつでもお腹がすいているようです。おやつをあげるときに、指まで食べちゃう勢いがあります。
湿度と温度を管理した室内にいても、息が荒くなったり、呼吸が早くなったりを繰り返しています。
寝ているときも、平和な呼吸からいきなり息が荒くなったりします。
1週間後の検査結果
抗がん剤の効果があるか?
確認するために血液検査と体表のリンパ腫を触診してもらいました。
血液は良好で、肝臓・腎臓・白血球の数も正常値。
左右のあごと後足にできた4ヵ所のリンパ腫は、大きさが小さくなってきていました。
2週間後の検査結果
2週間後はまた抗がん剤治療をやります。
でかける準備をしても、また玄関から自分のべッドに戻ってしまう・・・
この繰り返しを何度かして、ようやく病院へ向かいました。
半日入院して抗がん剤の点滴と血液検査、そして体表のリンパ腫を触診してもらいます。
薬が強い分だけ副反応も強かったけど、リンパ腫は消えたのでこのまま続けましょうということになりました。
検査の結果が良かったので、ホッとした飼い主に笑いかけてくれるヴィーです。
ただし、肝臓へのダメージが倍増していました。
肝臓へのダメージ
2週間の抗がん剤の効果はでたものの、肝臓の数値がかなり上がってしまいました。
肝臓のGPT(U/L)の正常値がイヌの場合17-78なのに、ヴィーは557U/Lもありました。
肝臓に転移したことも考えられるけど、今回の場合は抗がん剤をしたことで一時的に肝臓の数値が上がったのではないか?という診たてです。
抗がん剤の効果が少し薄くなっていく1週間後に血液検査をすることになりました。
薬がまた増えました
【今回処方された薬】
- 点滴注射した抗がん剤はオンコビン
- 錠剤の抗がん剤はリューケラン(グローブ着用)3日に1回1錠
- 肝臓ケア グリチロン1日2回1錠
- 肝臓ケア ウルソ50 1日2回1錠
- プレドニゾロンS 1日1回1錠
今回は肝臓ケアの薬が2種類プラスされました。
ヴィーは薬に敏感ですぐ見つけて吐き出すことがあるけど、この頃はトッピングしたブッチにまぜると完食してくれます。
こんな感じにお肉っぽいので食いつきが良くて、薬を隠しやすくいので助かっています。
食欲が落ちているときも、食べてくれるのでありがたいドッグフードなんです!
\薬はドッグフードと一緒に♪/
マナーパンツに救われる
抗がん剤治療の薬の副反応で、水分をいつもの2倍以上飲むので、オシッコの量も半端なく増えています。
オシッコのタンクがいっぱいになって尿もれするくらい。ポタポタポタ……と流れるくらい落ちてくるので、部屋中にペットシーツをしきつめていますがあまり効果はなし。
病院の先生に相談するも、ヴィーのようにオシッコが増えちゃう犬もあまりいないようで、
ということだったので、飼い主の私もがんばりました。
が、しかし、家の中もボロボロになりつつあり
そんなときに、マナーウェアというものに救われました!
犬のオムツなのですが、
- 尻尾があるので履かせにくい
- 横からら漏れちゃうんじゃないかなー
と思いつつも、お試ししてみることに!
はじめはちょっと嫌がりましたが、履かせてみると意外にカワイイ?(親バカです)
オムツするのも初めてなので、どれくらい締めつけていいのか?
よくわかっていなかったのだけど、これで1晩一緒に寝てみました。
ヴィーとは小さいときから一緒のベッドに寝ています。尿もれ対策でペットシーツやバスタオルでカバーしていても汚れてしまって、毎日シーツとベッドパットを洗濯する日々。
それが久しぶりに粗相なく朝を迎えることができました!
ただ、朝には脱げちゃって、ヴィーはパンツを履いてなかったんだけど、尿もれで汚れることはなかったので、精神的にすごく楽になりました。
もれない安心感からか、久しぶりに眠りが深かったような気がします。
素材もやわらかくフィットして嫌がらないので、今後も取り入れ行こうと思います!
治療を通して思ったこと
リンパ腫が再発してからはじまった治療の記録をまとめました。
再発してから抗がん剤を強くしたので、副作用の尿もれや息が荒く、呼吸が早くなってきています。
再発する前のヴィーは部屋の好きな場所でゴロゴロしていました。
いつもの朝
サーキュレーターの音と犬の寝息🐶
平和な日曜日です😊#ビションフリーゼ#いつまでも続いてほしい#ヴィー大好き pic.twitter.com/8wevQ2yciK
— ロコ&vie (@vie_roko) July 10, 2022
治療あとはしんどいのか、ソファの下に立てこもり・・・
ソファの下に立てこもり🐶
ヒンヒンおしゃべりしなくなったのは,喉のしこりのせいかな
夜は背中合わせで寝たので
少しのハァハァと心臓の鼓動が伝わってきた尿もれ
食欲は戻ってきました😋#リンパ腫#ヴィー大好き#抗がん剤治療から3日目 pic.twitter.com/e38TJCk8NG
— ロコ&vie (@vie_roko) July 13, 2022
カラダの具合によって、場所が変わるヴィーです。
とくに夏の暑さは苦手で、バテたり膀胱炎になりやすかったり、下痢や血便になりやすいので体調を壊さないように見守ります。
今診ていただいている動物病院の先生は、動物のガンについて研究されてきた方なので,信頼して治療を続けていきたいと思います。
ギリギリのところで生かせてもらっていることに感謝しています。