ビションフリーゼの愛犬ヴィーは、1月7日に14歳になりました。
悪性リンパ腫の病気の治療をしながら、1つの目標だった14歳のお誕生日を迎えることができて、毎日いろいろあるけどシアワセを感じています。
病気に追いかけられて、抗がん剤ももう効かなくなっている日常ですが、ヴィーとの大切な日々を過ごしています。
本記事では、14歳のお誕生日を迎えたヴィーと2022年の年末からの記録です。
14歳のお誕生日を迎えました
久しぶりの小走り🐶
今日はヴィーの誕生日🎂
14歳になりました😊💗#ヴィーの小走りふたたび pic.twitter.com/mRSOQoEmcY
— ロコ&vie (@vie_roko) January 7, 2023
1月7日にヴィーは14歳になりました。
悪性リンパ腫の病気がわかったのは11歳8ヶ月のとき。
12歳になって、13歳になって、そして14歳になってくれました。
何もしなければ余命6週間といわれて、抗がん剤の治療をはじめてから、もう2年4ヶ月になります。
抗がん剤の治療はつらいことが多いし、副作用で白い毛が抜けたり、嘔吐と下痢と失禁と大変な時期も過ごしてきました。
それでも辛いだけじゃないのは、ヴィーのまっすぐで素直な性格とひょうきんなところが楽しさを連れてきてくれるからだと思います。
プレゼントもらったね♪
お友だちからヴィーちゃんに♪っていただいたのが、かわいいパッケージのグルメイト。
ニュージーランド産のフリーズドライのドッグフードです。
グラスフェッドビーフは牧草だけ食べて育った牛のことです。
たんぱく質・鉄分・亜鉛・ビタミン類が豊富で、本物のレバーの質感・形・食感をだすために分厚くゴロッとした大きさです。
写真でわかりにくいけど、3㎝×3㎝くらいの大きさがあり、フリーズドライなので水で戻すとふやけてもう少し大きくなります。
ホキというと日本近海にはいないので、なじみがない魚だけど、南半球のニュージーランド付近に生息しています。
水深200~600mに棲む深海魚で、タラ目メルルーサ科に属する海水魚なので、タラの身質によく似ています。
ホキはオメガ3やビタミン・コラーゲンが豊富な白身魚で、皮膚・被毛・関節・心臓や目の健康をサポート。
フリーズドライなので、水に戻すと身はふっくらで、戻し汁もゴクゴク飲んでくれました(笑)
ニュージーランドは家畜の数が人間よりも多いという酪農大国です。
日本と比べてドッグフードの対しての規制も厳しくて、ヒューマングレードの食肉が使われています。
いつも食べている大好きなブッチもニュージーランド産。
ヴィーはニュージーランドのドッグフードがお気に入りです。
最終章にはいりました
2022年の最後にうけた抗がん剤治療は12月20日。
3週間に1回の間隔で治療する予定でしたが、この薬が効いたのは最初の1週間だけでした。
12月28日にうけた血液検査では貧血が少し進んでしまったけど、リンパ腫はすこし縮んで小さくなっていました。
翌日の29日にはヴィーは足がふらついて、立ち上がるのも大変な状態になりました。
2022年末は絶不調でした
2022年の年末は貧血が進んでしまった影響からか、足がふらついて起き上がるのもつらそうで、ずっと眠っていました。
食欲もいつもの60%くらいまで落ちてきて、ドッグフードも食べるものと食べないものが出てきました。
目やにがでて目が開けにくく
横向きになってずっと左側を下にして同じ形で寝ていたからなのか…
左の眼から目やにが出て、目が開けにくくなっていました。
病院に電話して目薬だけ処方してほしいと告げたところ、
- 結膜炎
- 眼にキズ
- ぶどう膜炎
の可能性があるので、診察したほうが良いといわれました。
でもヴィーは寝たきりで、ほとんど起き上がれません。
その日は大晦日の31日、寒さも厳しくて外に連れ出すことは諦めて、結局2種類の目薬をもらってきて、1日4回つけることにしました。
目薬の効果があって、目やには1日で止まり、左の眼も開くようになりました。
カンフル剤的抗がん剤
絶不調のお正月をすごしたヴィーは、1月4日に2回目の血液検査に出かけました。
バギーに乗って笑っていますが、足はふらふらしています。
触診したところリンパ腫が大きくなっていて、今回の抗がん剤は全く効かなかったようです。
血液検査だけの予定でしたが、半日入院して別のタイプの抗がん剤治療をすることになりました。
今までは単体で抗がん剤を使ってきたけれど、効果がでなくなったので、違う種類のモノを1週おきや2週おきに投与していくことになりました。
今回試してみるのは【ロイナーゼ5千単位】で、病気を叩く力はあるけれどすぐに効かなくなるので、1回か2回しか使えないようです。
今かなり弱っているヴィーのカラダをカンフル剤的につかってみて、少し良いほうに行くかどうか様子をみます。
サッカーでいうロスタイム
治療してくれる動物病院の先生と今後のお話をしました。
- 今ある抗がん剤はすべてつかって、効果があまり出なくなっている
- 製薬会社からはいってくる薬が少なくなっている
- 治療を受ける体力が少しずつ減ってきている
言葉を慎重に選んでお話ししてくれる先生が、例えていったのは
やれる治療は今までいろいろ試してきて、オンコビンという薬が効いていた時期が1年くらいあったのでヴィーは元気に過ごしてこれました。
そのオンコビンも効き目がなくなって、使える薬がない。
製薬会社から薬が入りにくくなっているのは、東日本大震災のときも同じことがあったそうですが、その時は1年くらい薬不足が続いていたそうです。
あとはヴィーの体力がどこまであるか…
今回の【ロイナーゼ5千単位】が効いている1週間のうちに、今後の治療を続けるか、やめるかを考えておく必要があります。
これからのこと
年末からの食欲不振の反動がきて
腹が減ったとキッチンに立てこもってます😅🐶
好きなものを食べさせたいけど
食べ過ぎると下痢するから加減がむずかしい
久しぶりにヒンヒン
しつこく催促してます💦食べると元気になるのがよくわかる🐶#ヴィーの食欲 pic.twitter.com/Z7Waq15Tbt
— ロコ&vie (@vie_roko) January 6, 2023
1月4日に【ロイナーゼ5千単位】の抗がん剤治療をしたら、リンパ腫が抑えられてヴィーに元気が戻ってきました。
触診で触ってみるとアゴのシコリが消えていて、足取りもしっかりして散歩もできるようになりました。
食欲が戻ってきて、美味しいもの探しにキッチンに来るようになりました。
好きなものを好きなだけ
貧血対策で鶏レバーとササミのジャーキーを作りました。
冷凍して毎日1つずつ食べています。
ベランダで冷ましていたら、お肉の香りに誘われて、1つつまみ食い。
奇跡的に薬が効いているので、ものすごく元気で健康的に見えるヴィー。
リンパ腫という病気にならなかったら、こんな日常を過ごしていたのかといつも考えてしまいます。
また病気が優勢になってくると食欲が落ちてしまうので、好きなものは好きなだけ、おなかを壊さない程度に楽しんでいこうと思います。
いつも一緒にいてくれるヴィーに感謝
元気で食欲があるヴィーも大好きだけど、ベッドで一緒に眠るときの寝息も、ぽっちゃり体型の体重とぬくもりもヴィーの全部が大事な存在です。
ロスタイムに入っているといわれたときは、残念な気持ちに飲み込まれました。
でもガッカリばっかりしてないで、楽しいロスタイムにしたらいいんだよね。
あと少しかもしれないけど、一緒に過ごせる時間を大事にしたいと思います。
今まで見守っているつもりだったけど、私を守ってくれているのはヴィーなんだな…とそんな気がしています。